6月16日
雨なのでとにかく憂鬱で動けなかった。体調は比較的よかった。
昼に冷凍食品のチャーハンを食べて、夜にチキンラーメンを食べた。
最近、自炊も外食もめんどくさいから、ごはんを食べようと思って5分以内に食べ始められることを目標に家に食料を揃えている。当然レトルト食品や冷凍食品が中心になる。たいてい「サトウのごはん + レトルトカレー、カップ麺、サトウのごはん + 冷凍唐揚げ + 味噌汁」のローテーションで回している。
まともな料理を食べたい気持ちはあるのだけど、わざわざ家から出て飯を食うめんどくささにどうしても負けてしまう。
昔は自炊をしようとしていた時期もあったのだけど、買ってきた食材の消費期限を管理するのが致命的に苦手で、半年に一回くらい食中毒で寝込んでたので潔く諦めた。
いま困ってるのは冷凍食品を買うためにわざわざスーパーに行かなきゃならないこと。Amazonで冷凍食品を買えれば、家から一歩も出ない完全な生活に一気に近づくような気がしている。
6月15日 健康
昨日飲み過ぎたせいで、だるくて一日中ベッドの上で転がっていた。だんだん身体が弱ってきているのか、最近は二杯以上飲むと翌日しんどくなる。
健康保険に加入できてないのもあって、健康を前よりも意識するようになった。絶対に事故りたくないので、自転車に乗らずに毎日歩いて移動している。それでも、朝に大学に歩いていくとほぼ毎回自転車に轢かれそうになる。
そのほかには体調をできるだけ薬で制御しようとしてみている。
夜うまく眠れないときは睡眠導入剤を飲む。レスタミンは本来抗アレルギー薬なんだけど、眠くなる副作用があるので利用できる。実は睡眠導入剤として売ってるドリエルと同じ成分で、しかも幾分も安い。薬の副作用で眠くなるだけなので効果は弱めなんだけど、僕みたいにときどきどうにも寝付きが悪くなるくらいの人には役立つと思う。朝起きるとき若干身体がだるくなることはある。最近はAmazonですぐに買える。
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ビタミン剤も飲んでみているのだけど、正直効果があるのかよくわからない。肌のツヤがすこし良くなった気はしなくもない。
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貧血っぽい感じがしていたので、知り合いに薦めてもらってヘム鉄を飲んでみている。頭がぼんやりすることは少なくなった気もするけど、これも正直よくわからない。
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まともな食事をとれば変な薬を飲まなくとも大丈夫なんだろうけど、僕みたいな生活力が極めて低い人間にはむずかしすぎる。
何も努力せずに最高の健康を手に入れたいので、おすすめの薬やサプリメントがあったら教えてください。
6月11日 超交流会
京都大学には京大情報学同窓会 超交流サイトという謎の交流イベントがある。情報学研究科の同窓会が開催してることもあって、一応IT系の交流会のようだが雰囲気は雑多で毎回趣旨がよくわからない。
学生だと無料で参加できてビールが飲めるというのに釣られて、なんだかんだで毎年参加している。いつの間にか心に芽生えた、クズ学生としての矜持がそうさせてるのではないか。
とりあえず何も考えず行ってみると、かならず知り合いがいるので挨拶をして話したり、出展している企業のブースを冷やかしに行ったりする。ブースにいる人たちは、ビールを持ってうろつくようなクズ学生にも親切に話してくれる。
こちらがクズ学生のイメージ写真になります。
著者近影。なにかの企画でポラロイド写真を撮ってもらった。
ちなみに、学問向上というのは、祖母に言われて毎年学問の神様の神社に送る絵馬に書く言葉。一度も授業にも試験にも出なかった授業でなぜか単位がとれたことと、関係しているのではないかと思ってる。
講演の内容もなかなか面白かった気がするのだけど、雑に交流する感じが楽しくてそっちのことばかり記憶に残っている。
人と久しぶりに会うとその人のことが心に浮かんでくる一方で、会わなかった人のこともふと思い出したりする。
6月13日
日記をつけようという気分になった。日記を書きたいくらいに暇になってきたし、突如として誰かに何かを話したくなった。
日記や文章というのは不思議なメディアで、誰かに向けて一方的に自分の好きなことを無制限に話し続けることができる。学校や居酒屋で同じことをするのはかなりむずかしい。スライド発表などの場合でも、まともな精神状態だと目の前の聴衆を完全に無視して話しまくることはできない。
仕事を辞めて4月に大学に復学したのだけど、最近どうしてるのかと言うと大学にあまり行っていない。
5月までは地道に毎日通って、感情を無にして大学の授業を聴いていた。しかし、線形代数の授業で正規直交系の話を聴いているときに急に感情を取り戻してしまい、それからというもの授業にあまり行けなくなってしまった。梅雨の訪れを感じとってしまったからかもしれない。
最近は本を読んだりして過ごしている。少しずつ数学の本を読んでいる。
大学に復学した目的の一つは、機械学習などの技術を身につけるために基礎的な数学を学び直すことだった。はじめは数学的な部分をわかったフリをしがらごまかしてやっていたのだけど、なにかと不便なことが多かった。
働いている間に休日とかで数学を勉強しようとしてみたけど、実数がぎっしり詰まっていることが分かるまでで丸一日かかったりするものだから、やる気を維持するのはむずかしかった。どうしても気が散ってしまって、半年もすれば消えるJavaScriptの変なフレームワークについてのブログを読んでしまう。
今日は、多重積分という、ヘンテコな形をした円柱をバームクーヘンみたいに切り刻んで解剖するようなやり方を学んだりした。こんな内容は、まともに生きていれば5年前に学んでいたはずなのだけど、当時も今もまともに生きるのはむずかしいのだった。
こういう、大学で偉くなった人が書いた本を読んでいるのだけど、数学が苦手で逃げてきた人間からするとかなりむずかしい。裏で数学者の労働組合が結束して教科書をわざと不親切に書いてるのだと思っている。
大学を途中で辞めた人間の本にはこういうことが書かれている。
大学の解析学のε-δ論法というのは,おそらくこれに接する大半の人にとって宇宙人の言語学のごときものであるに違いない。(略) しかし実際のところ,こういったことについては,知らなくても後で困ることはそれほどないのであって,もっと具体的で実際的な計算練習をやっておいた方が, 実戦にははるかに役に立つ。
『物理数学の直観的方法』
実際のところどうなのかは知らないけど、興味のない厳密な議論などは読み飛ばしていて、今のところこの方法でうまく続いている。好き勝手に勉強しているだけで、核融合炉で働きたいわけでもないからまぁそれでいいんじゃないかと思う。
昼にスープはるさめを食べて、夜にはスーパーで30%オフ寿司 (400円) を買ってきて食べた。
休学の効能
つい先日22才になったのだけど、振り返ってみると休学がきっかけで大きく変わったなと思えることが多い。
去年の今頃は、春から大学に行くと決意したのにどうしても行けなくてひたすら眠り続けていた。取れた単位は試験にも出てないのになぜか降ってきた2単位だけだった。学校が隕石の衝突で吹き飛ばない限り卒業できなかった。
このまま眠り続けては死んでしまうと思い、大学を一旦諦めてとった選択肢は大学から逃げて社会に飛び出てみることだった。趣味で作ったアプリを気に入ってもらって以来、開発を手伝っていた近くのベンチャー企業で入れてもらうことにした。休学届に「進路選択のための社会経験」と半分嘘で半分本当のようなことを書いて提出した。提出したあと、鴨川を歩いていると異様に空気が澄んでいるように感じられたのを覚えている。
ともかく4月から休学してスタートアップで社員として働くことになった。
休学については誤解が多いのだけど僕の通っていた国立大学の場合、
- 休学期間中は学生として扱われる
- 休学期間の授業料は払わなくていい
ので、つまり無料で学生という身分を残せるということになる。社会人でありながら、学割を受けられたり年金の支払いを遅らせられたりと何かと便利。
休学中の出来事は書くとキリがないので箇条書きにするけれど、こういう感じである。
- 平日なのに突然2週間北海道旅行する
- いち早くLINEを乗っ取られる
- エントリーすらしていないインターンのグループディスカッション選考を通過する
- 卒業できないのに内定者懇親会に参加したりする
- アメリカに3ヶ月送り込まれる
- シリコンバレーに遊びに行く
- なぜかリードエンジニアになる
- 少しデザインがわかるようになる
- 少しサーバーの面倒が見れるようになる
- 会社が資金調達をする
心身面での変化だとこういう感じ。
- 朝起きれるようになって健康な生活を手に入れる
- 健康な生活リズムにより痩せる
- 収入が高まって心に余裕ができる
- 生活が楽しくなって精神が安定する
- 休学で考えに余裕ができて人間性が深まる
- 恋人ができる
休学のススメ
休学を絶対的に薦めるわけではないけれど、ある種の逃げ場として良い制度だと思う。追い詰められたらしばらく逃げるのもいい。ひどく悩まされた問題も、一度解放されて遠くから眺めると些細であったりする。
深いことなしでも無料で学生を延長できると思えば素晴らしいし、4年で大学を追い出される人たちはかわいそうだなとも思う。
参考
この記事は、留年休学アドベントカレンダー1日目でした。次は id:Pasta-K。