株式会社はてなに入社しました
せっかくなので近況を書きます。
11月に東京に引っ越してきて4ヵ月が経つ。24才になった。生活の内容は京都にいたころと特に変わっていない。休日は家でKindleかNetflixを見ている。東京に来て寂しくないかと聞かれるけど、むしろ東京にいる友達のほうが多くて飲みに行く機会もあるので困っていない。不思議なことに、大学の同級生やサークルの先輩達は皆卒業すると東京にやってくる。みんな寂しいので集まろうとする。
仕事はというと、これまで隠してたけど今はクックパッドという会社で働いている。入った理由は、大きい会社を一度経験するのもいいかなと思ったこと、企業としてのやり方が気に入ってたこと、給料が良かったこと、など色々ある。今のところ、期待以上に快適に過ごせている。人間が多いとコミュニケーションのコストが高くて、ときどきイラつくことはあるけど一応許容範囲内に収まっている。
仕事の内容としては、Androidアプリに機械学習を使った機能を組み込む部分を担当している。はじめはAndroidの開発を主にやるはずだったのが、最近は主にPythonで機械学習のデータ処理のパイプラインを整備したり、機械学習のモデルを弄ったりしている。Rubyの会社で、PythonとJavaを書くことになるとは思ってなかった。機械学習をプロダクトに組み込む部分は、まだあまりノウハウがなくてイチから考える必要があって楽しい。
朝起きたら、やる気のあるときは目黒川の横を歩いて会社に向かう。やる気のないときはチェーン店でカフェラテを飲んでぼーっとしてから出社する。10時か11時頃に会社に行く。恵比寿で学食の3倍くらい値段のするランチを食べる。19時頃に帰る。家に帰ったらNetflixかYouTubeを見る。
会社のSlackに#hiphopというチャンネルがあって、そこで日本語ラップ情報を教えてもらっている。日本語ラップだと、ZORN, KOHH, NORIKIYOを仕事中によく聴いている。「お金のために生きるなら死ぬ」というような言葉を聴きながら、死んだ魚の目をしてコードを書いている。「洗濯物干すのもhiphop」だし、プルリクをrevertするのもhiphopだと思う。
会社に行って帰ってNetflix見るだけでこのまま一生終わる予感がする
— ウイウ (@uiureo) 2017年1月9日
ビートに乗ってるだけで土日が終わってしまう
— ウイウ (@uiureo) 2017年1月29日
文章が書けない
文章が書けない。長いのは特に書けない。二つ以上の文をつなげて何かについて書こうとすると、とてつもなく時間がかかる。ブログにひとつ記事を書くのに何時間もかかる。仕事で5行くらいの簡単な報告を書くのに30分以上かかるし、すごく体力を使う。
小学生の頃は一日中かけて、400字原稿用紙の半分も書けなかった。まず、ある文に続けて次の文をどう繋げたらいいかがわからない。読める文章をつくるには、文と文の間にはなにか接着剤のようなものがないといけない気がするのだけど、どうやるとくっつくのかがわからない。10分かけて一つ文を書いてみて、次の10分で考えたあげく書いた文を消すのを繰り返してた。夏休みの読書感想文が地獄だった。本の文章をほぼそのまま書き写すという技を覚えるまで、毎年泣きながら書いていた。中学生になると、その倍の量の文章を書かされるようになった。難解なジグソーパズルのようで、頭からひねり出した言葉をひとつずつ慎重にはめ込む必要があった。
泣かずに文章を書けるようになったのは、高校生のときにTwitterやチャットをするようになってからだった。短い文はある程度の速さで書けるようになった。その頃から同級生の何倍か時間をかければ、読書感想文やレポートがこなせるようになった。
本を読んだり、ネットのブログを読んだり、文章を読むのは好きだった。気に入った文章を真似てみて書いたりするんだけど、次の一文を繋げようとすると途端に絶望的な気分になる。
口で言葉を話すのも苦手だ。思ったことを流れるように話すことができない。一言一言を脳から力づくで引っ張り出してなんとか話している。グレープフルーツからジュースを手で力強く搾り出すのをいつも想像している。仕事の会議で長く話すとクタクタに疲れる。
一通り書いたあとも目を通してみると文章としてなにか落ち着かないような気がして、言葉を消したり付け足したり、文を削ったりする。そうこうしている間に元の文章の半分くらいになってしまったり、あるときは全部消してしまったりする。川に一生懸命やって橋をかけては、爆破しているような気分になる。
ここまで書くのに何時間もかけている。脳にカフェインが回っているときはこうやってある程度書けたりするけど、ひどいときには1時間近くかけて140字しか書けない。生まれついて苦手なのは仕方ないから、練習したりして騙し騙しでやっていくしかないとは思う。
これは完全に僕が悪いんだけど、アドベントカレンダーの記事はこういう事情もあって結局書けなかった。「自分で書くと言ったのに、何言ってんだクソが」と言われるとまったくその通りで何も言い返せない。そうなると僕にはただ、路上で冷たいアスファルトと一体化することしかできない。
これはKMCアドベントカレンダー14日目の記事です。前の日はゼネコンを九ヶ月で辞めた話でした。 テーマからだいぶそれてしまったし、一ヶ月近く遅れてしまったけど、書かないよりマシということにしたい。
ネオ目黒ライン NEO MEGURO LINE
東京では人は誰も目を合わせることなく街を行き交う。
ネオ目黒ライン NEO MEGURO LINE は、目線を黒く塗るサービスです。写真をアップロードすると、人工知能が目の部分を判別し丁寧かつ素早く黒い線を入れます。
米グーグル社の高度な人工知能テクノロジーを利用しており、既存のものよりも顔の傾きに強いなどより高品質な目線黒塗りを実現しています。
PCブラウザはもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンブラウザでもお使いいただけます。
その他は #NEOMEGUROLINE を見てください。
仕組み
ここからは開発者の方に向けた説明です。GitHubにソースコードは上がっています。
Google Cloud Vision APIの顔認識APIを使って、目の特徴位置を取得し、その情報を元にしてOpenCVで黒く塗りつぶす。
コードはPythonで書いていて、本番環境はGoogle App Engineのflexible environmentで動いています。
APIも提供しており、画像ファイルをmultipartアップロードすることで結果が返ってきます。
curl -sL -X POST https://mesen-dot-uiu-server.appspot-preview.com -F 'image=@image.jpg' > result.png
思い
関西から初めて移り住んだこの消耗都市、東京への思いを込めて作りました。楽しんでいただけたら幸いです。
目に黒い線を自動で入れるサービスできました / ネオ目黒ライン NEO MEGURO LINE https://t.co/KhwKcPmTdE #NEOMEGUROLINE pic.twitter.com/zVcd23AVUY
— ウイウ (@uiureo) 2016年11月20日
大学辞めた
大学を辞めました。実際は退学ではなくて手続き上の都合で休学になってるけど、戻るつもりはないので辞めたということにしている。
ここに詳しい理由を書くと、知らない人に怒られるだろうから書かないけど、とにかく学校がうまくいかなかった。興味のないことを学ぶには忍耐力が足りなすぎたし、興味のあることを学ぶには授業は退屈すぎた。
普通に就職することにして、先週東京に引っ越した。なぜ東京に引っ越したかというと、理由は単純で、ヒップホップドリームを追うためである。なぜ普通に就職するかというと、理由は単純で、そのほうがヒップホップっぽいからである。
京都は気に入っていたけど、馴染みすぎたので離れてもよいかと思った。長く住んだ場所から離れようとすると、普段は何とも感じないのに、途端に人達との間に強い引力を感じる。
いまは静かに暮らしたいので詳しいことは書かなかったけど、聴きたい人はしばらく東京にいるので飲みに行きましょう。
7月26日
朝に目玉焼きとウインナーを本格的に食べる。よく行くカフェがなぜか混んでたので、ミスドに行く。ブレンドコーヒーとハニーチュロ。夜はレトルトカレーとサトウのごはん。
今日も震える手を抑えてポケモンをするのを控えたら、心穏やかに生活できた。
理解を深めるために、ニューラルネットワークを一から実装して遊んでいる。ちょっと数値を弄るとなぜかわからないけど急にうまくいったりしてスピリチュアルな気分を楽しめる。バグがあってもたまたまうまく動いたりするので、デバッグがむずかしい。ネットワークを学習させるときに雨乞いのような気分で動かしていることに気づく。
なぜかこの数日、文章をうまく書けない。ただミスドで薄いコーヒーを飲んだことを書くのに何十分もかかっている。元々文章は苦手で、小学生の頃は読書感想文に文を2つ以上繋げられなくて苦労していた。Twitterをするようになってからちょっとマシになったけど、今でも時期によっては急に書けなくなったりする。話すのもなんというか苦手だし、特に人の話を聴いて理解する能力が低い気がしている。学校の授業で話を聴いて物事を理解できた試しがなくて、文章を読むことでしか頭のなかに入ってこない。学校が苦手なのもそういう理由があると思う。
毎日文章を書くのは精神衛生的にも良いと思ってるけど、時によっては文章を書くのが負担なのでむずかしい。
7月25日
朝に目玉焼きを食べる。使っているサラダ油の賞味期限が太古の昔に切れていたことに気づく。昨日中華料理屋で小籠包セットを食べ過ぎたせいでお腹が空かなかったので、昼ごはんはパスした。
夕方に川を散歩する。あえてスマホを持たずに歩いたら、ポケモンをしなくて済んで心穏やかだった。
夜にスーパーで買った鮭の塩焼きとポテトサラダを食べる。二匹中の一匹がやたらと塩辛かった。鮭の塩焼きは当たり外れがなんでこんなに激しいんだろう。
神聖かまってちゃんの新しいアルバムを聴いていて、気づいたのだけどもう23才なのだった。23才の夏休みが始まろうとしている。心のなかはまだ19才くらいなので、あまりに速く感じる。
夏休みを思い出すと、18才のときは自動車免許を取って、19才と20才のときはインターンに行った。21才のときは夏休みはなかったけど、アメリカに行った。22才のときは白浜や沖縄にちょっと旅行にいった。
今年の夏休みも何も予定はない。ただどうしようもなくビールが飲みたい。
7月21日
なんだかわからないけど、日記を書く気分になれなかったからサボっていた。
ほとんど生活は変わってないけど、二日酔いでぐったりしていたときに突然気づきがあったりした。
今日は昼に大学の食堂に行った。照り焼きチキンときんぴらごぼうと味噌汁。図書館に行って気になっていた本を借りる。ラウンジにいたときに、大学生のいつもと同じような内容の会話が聞こえて虚しい気分になる。
塩野七生は読み始めたら止まらない。古代ギリシアに始まり、古代ローマを通って、ルネサンスに興味が出た。大昔の歴史ばかり知っても仕方ないから、もっとマシなことに時間を使いたい気もしている。
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/03/28
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 87回
- この商品を含むブログ (50件) を見る