6月21日

スマホが充電できなくなった。ケーブルを変えても、端子の部分を掃除してもダメなので壊れたみたい。おとなしくiPhone SEでも買うかと考える。最近出費が多いのでつらい気分になる。

昼に気分転換のためになか卯に行く。親子丼サラダセット。久しぶりにまともなごはんを食べたような気がする。

最近、雨が続いていて、目標を見失いがちなのでぼんやりしている。

昨日の夜、『ヘウレーカ』という漫画をKindleで読んだ。アルキメデスの住むシチリア島シラクサが舞台の漫画。

ヘウレーカ (ジェッツコミックス)

ヘウレーカ (ジェッツコミックス)

同じ著者の作品に、古代ギリシアを舞台にした『ヒストリエ』があって、これも好き。普段は漫画をほとんど読まないけど、スーパー銭湯の休憩コーナーでたまたま見つけて読み始めた。

人生に悩んでいてそれなりに暇だと、自ずと思想に興味が出てくる。哲学史にあまり詳しくなかったので、『ヨーロッパ思想入門』という本を読んだ。

この本ではギリシアの思想とヘブライの信仰がヨーロッパ思想の本質として語られている。古代ギリシアの思想にとても共感することが多い。僕たちがこの世界について考えたり思い悩んだりしていることは、古代ギリシアで何千年も前にほとんど語り尽くされたことのような気がしてくる。

ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)

ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)

村上春樹の『風の歌を聴け』にはこういう一節が出てくる。

もしあなたが芸術や文学を求めているのならギリシャ人の書いたものを読めばいい。真の芸術が生み出されるためには奴隷制度が必要不可欠だからだ。古代ギリシャ人がそうであったように、奴隷が畑を耕し、食事を作り、船を漕ぎ、そしてその間に市民は地中海の太陽の下で詩作に耽り、数学に取り組む。芸術とはそういったものだ。

本当はどういう意味なのかはわからないけど、たしかにときどき気持ちはわかるような気がしている。