最近はユーザーインターフェースについて考えることが多いので、UIとかUXとかについての本をよく読んでいる。

人間について考えることほど人間にとってむずかしいことはないと僕はいつも思っている。それは人間に与えられた想像力があまりに貧困だからだと思うけど、それをどうこう言っててもしょうがないので、本を読んで知識を手に入れてその貧困さをできる限り埋め合わせようとしている。

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

この本は有名だけれど、デザインの大切な原則についてよく書いてるので何度か読み直している。

この本の内容はあまりに影響的なため、読んだ人はその翌日から道具を見たらとにかくデザインが悪いとかアフォーダンスがどうとか文句を言い出すようになる。この本で学べる大切なことはユーザーにとっての良いデザインをすることであって、あたり構わず使う道具の文句を言うことではない。これは自戒をこめてだけど。

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

インターフェースデザインに役立つ心理学の知識について書いている。たとえば「一度に覚えられるのは4つだけ」というトピックがあって、そこには最新の研究を踏まえて「一度に覚えられるのは4つだけ」という知識について解説されていて、それがどのようにデザインに役立てられるかが書かれている。

最新の心理学の研究についてよくまとまっているから、インターフェースデザインにそれほど興味がなくとも、おもしろ心理学の本として読める。インターフェースデザインに直接関係ないようなトピックも含まれているから心理学の本として読むほうがストレスはないかもしれない。

インタフェースデザインの実践教室 ―優れたユーザビリティを実現するアイデアとテクニック

インターフェースデザインに実際に役立つテクニックや方法論がまとまった本。訳者は「『インターフェースデザインの心理学』が漢方薬だとすれば、『インターフェースデザインの実践教室』は即効薬だ」と書いている。

ユーザーリサーチ、プロトタイピング、ユーザービリティテストなどについてよくまとまっていて、これだけ読めば他の分厚い本を読まなくても話についていくだけの知識は手に入りそう。