古代ギリシアの話を読んで面白かったので、時系列的にあとにつながる『ローマ人の物語』を読んでいる。
面白くて、戦術の天才ハンニバルの登場からカルタゴの滅亡まで一気に読み通してしまった。跡形もなく滅びてしまった国のことを思うと、どうしようもなく虚しい気分になる。読んでも寂しくなるだけなのに、虚しくなるような話が読みたくなるのはなぜだろう。
ぼんやりと星を眺めているときにも同じような気分になる。小さいころは、空が広かったし星がよく見えた。今では宇宙のことを考えると吸い込まれるような気がして怖いので、あまり夜空を見ないようにしている。
約束どおりにカルタゴにもどったレグルスを、カルタゴ人は、丸い籠の中に押しこめ、それを象たちがフットボールするというやり方で殺した。
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