Webサービスにおいて定量的に評価できる数字とユーザー体験はトレードオフであることが多い。たとえば、広告のクリック率を上げようと思えば、広告枠を過剰にチカチカさせたりボタンに隣接させて配置したりすればよい。運営者の小遣いが増える代わりに、ユーザーにとっての心地よさを犠牲にする。
必要なのはバランス感覚だ。価値基準が歪むと"Don't be evil"という言葉も機能しなくなる。
ユーザー体験を犠牲にする黒魔術に一度手を染めると、そのサービスはいつしかスパムと区別がつかなくなる、と僕は思う。
“月間34億PV、新規会員登録1日1万人! pixiv片桐代表が明かす、驚異のグロースハック術 | ログミー[o_O]” http://t.co/q36cwDbmeq
— ウイウ (@uiureo) 2014, 2月 17
会員登録しないと著しく不便なようにして無理やりユーザーに登録させるのをグロースハックと言っていいものか
— ウイウ (@uiureo) 2014, 2月 17
ユーザーを苛立たせる会員登録ポップアップがグロースハックの局所最適だとすると厳しい気分になる http://t.co/YAHoWQTP5y
— ウイウ (@uiureo) 2014, 2月 17
グロースハックとかバズワードをつけてうまいこと言ってるけど、ユーザー体験を犠牲にしてるから昔のJWordプラグインとかスパイウェアのやってたこととそう変わらない
— ウイウ (@uiureo) 2014, 2月 17
ユーザー体験を犠牲にする短期的なグロースハックをやりまくってサービスを沈没させる例が出てくると、日本のWebサービスはもっと良くなるだろうからこの調子で頑張ってほしい
— ウイウ (@uiureo) 2014, 2月 17
これは別の話だけど、良いユーザー体験が必ずしもサービス価値の向上に貢献するわけではなさそう。根本的には寡占的な状況だからかもしれない。
ポルノ動画サイトの進化がxvideosで止まってる気がする
— ウイウ (@uiureo) 2014, 2月 21
ポルノ動画サイトは良いユーザー体験を与えれば与えるほど滞在時間が短くなりそう
— ウイウ (@uiureo) 2014, 2月 21