- 作者: 林貞年
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2003/07/12
- メディア: 新書
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催眠術は相手の潜在意識に直接働きかけることにより、その人の中にある潜在能力を引き出すものです。その人の中にないものは催眠術を使っても出てきません。
催眠術についての本を読んだ。催眠術と聴くと、胡散臭い似非科学のように感じるかもしれないけれど、体系だった理論を持つものであることがこの本を読むと分かる。
この本を読んだのは催眠術をかけたかったからじゃなくて、人の潜在意識がどのように作用するのかに興味があったからだ。いかにも胡散臭い表紙の本だからあまり期待せずに買ったけど、内容はしっかりとしたもので催眠術の理論、テクニック、実例などが隠すことなく書かれていて飽きることなく読めた。
人の潜在意識がどのように動くかを知ることは、催眠術だけでなく人との接し方にも役立つ。僕たちが他人から受ける印象は潜在意識によるところが多い。催眠術師は潜在意識を利用して相手との信頼関係を作り上げる。
本を売るためか催眠術のセックスへの応用に章が割かれて多く書かれているのだけど、ここだけはとてもいかがわしい感じだった。
彼女は「こんなキス初めて、気を失いそうになっちゃった」と言っていましたが、これも当然の話、なぜならキスに夢中になっている彼女に気づかれないように、首の後ろに回した左手で後頭動脈を圧迫していたからです。
著者のおっさんは、とんだエロオヤジだなと思った。